経済的方法で米大学に影響力、CIAが秘密リポートで警告

2018 年3月9日CIA 米ニュースサイト「ワシントン・フリー・ビーコン」によると、米中央情報局(CIA)はこのほど、中国が経済的方法で米国の大学やシンクタンクに影響を及ぼしているとするとして警戒を促す内容の秘密リポートをまとめた。米国の中国に対する見方が厳しさを増している。英BBC放送中国語版が8日伝えた。(画面は英BBC放送中国語版のきゃtプチャ-)

 リポートによると、中国は大学やシンクタンクに資金援助を行って研究内容をコントロール。中国の考えに沿う主張を奨励し、出版社や学術会議には自己検閲を行うよう求めている。中国に批判的な学者のビザ発給を拒否。中国研究者は中国での研究が重要だが、自己検閲した研究者だけに入国を認めている。米国の大学に対する中国の活動について調査を求める米議員と情報機関の係官がますます増えているという。

 米連邦捜査局(FBI)のクリストファー・レイ長官は先ごろ、上院情報委員会で、米国の大学約100校に中国が開設した中国語学校「孔子学院」について調査を行っていると証言した。

 フロリダ州選出のマルコ・ルビオ共和党上院議員も先に、同州内の大学5校に対し、孔子学院との提携解消するようも呼びかけた。ルビオ上院議員は「中国政府が米国の学問の自由を利用して、米国の将来の指導者に、中国の視点を注入しようとしている」と話している。
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