香港でインフルエンザ流行が続いており、6日夜現在、重症患者は計236人に上り、児童2人を含む125人が死亡した。香港政府は幼稚園、小学校の春節(旧正月)の休みを早め、6日から休園・休校とした。ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)が8日伝えた。
香港は1月からインフルエンザ流行のピークを迎え、幼稚園・学校でこれまでに園児・児童402人が発症した。重症の児童の中には、けいれんや脳炎・脳症を起こす例もみられた。
香港大学の袁国勇教授は「休校は流行の連鎖を断つため。児童の中に重症患者が出るのを防ぐことができる」と話している。香港に隣接する広東省深セン市では休校措置により、児童・生徒のウイルス感染率が41.8%から1週間で28.4%に低下したという。