パキスタンでコスコ社員撃たれ死亡、車で移動中に銃撃 事件・事故 2018.02.06 パキスタン南部の港湾都市カラチで5日、車で移動中の中国人2人が別の車から銃撃を受け、病院を運ばれたが1人が死亡した。死者は、中国国有海運最大手、中国遠洋海運集団(コスコ・グループ)の傘下会社の男性社員(45)。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が5日伝えた。(写真は東網のキャプチャー) 警察によると、2人が乗った車は10発以上の弾丸を受け、死者は頭を撃たれた。もう1人は足を撃たれ、病院で治療を受けている。これまでに犯行声明は出ていない。 中国はパキスタンで、シルクロード経済圏構想「一帯一路」の目玉事業「中国・パキスタン経済回廊」を手掛け、570億ドルを投じる計画。ただ地元住民の中からは反対の声も上がり、当局は中国陣に対し安全に注意するよう呼び掛けた。