河南省・鄭州の高層オフィスビルで火災、警備員1人けが

 2018年2月2日1日午後1時40分ごろ河南省鄭州市・鄭東新区の20階建てのオフィスビル「緑地原盛国際写字楼」の20階から出火、消防車やヘリコプターが出動して消火作業にあたり、約2時間半後に鎮火した。勤務中の会社員らは出火後直ちに避難したが、警備員1人がけがした。大河網などが2日伝えた。(写真は東網のキャプチャー) 

 鄭州市消防支隊によると、ビル外壁に張り付けた断熱材が火元と見て、出火原因を調べている。同支隊によると、20階で出火後、風にあおられて外壁の広い範囲に燃え広がった。2017年、英ロンドンで起きた、死者・行方不明者79人の高層住宅「グレンフェル・タワー」火災でも、外壁の断熱材が燃え急速に延焼した。

 東網によると、ビルは鄭東新区の中央ビジネス区(CBD)の一角で人口密集地。出火時に勤務中だった女性会社員は「窓際にいた同僚が、外の濃い煙に気づいた。燃えた物が落ちて行くのも見えた。みんなで非常階段を使って逃げた」と話している。
タイトルとURLをコピーしました