台湾に情報漏らした武装警官2人起訴、江蘇省検察が発表

 江蘇省検察院の劉華・検察長は28日、第13期江蘇省人民代表大会(省議会)で活動報告を行った際、台湾に軍事情報を漏らした疑いでスパイ罪で元武装警察官2人を起訴したことを明らかにした。香港紙を引用し28日付中国紙・環球時報が伝えた。

 劉・検察長によると、2人は2016年7月、河北省保定市で台湾のスパイに、かつて北京の武装警察本部に勤務していた有利な立場を利用し、武装警察の訓練状況、部隊や軍需産業の配置や組織状況、軍需産業の設備の検査データなどを渡していた疑い。検察は17年5月に2人を起訴した。

 中国で、国家の安全を脅かすスパイ罪は懲役10年以上または無期懲役に処せられ、犯情が重い場合は死刑になることがある。
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