裁判官刺され死亡 離婚訴訟の被告男拘束 黒竜江

22020年11月18日法 ニュースサイトの環球網によると、黒竜江省ハルビン市双城区法院(裁判所)は17日、同裁判所の民事法廷責任者のカク(赤におおざと)剣裁判官(56)が13日正午ごろ、所内の郵便室で男に刃物で刺されまもなく死亡したと発表した。警察は男を拘束し、取り調べている。

 同裁判所の発表によると、男は地元に住む養豚業者の呉徳仁容疑者。妻から離婚を巡る財産の分与を求めて提訴され、カク裁判官が9月、妻の訴えを認める判決を言い渡した。呉容疑者は、判決を不服としてハルビン市中級法院に控訴していた。離婚は家庭内暴力がきっかけで、7月には呉容疑者が妻にけがを負わせ、警察の取り調べを受けている。

 呉容疑者は13日午前、双城区法院にカク裁判官を尋ね、証拠調べのため提出した不動産権利書の返却を要求。カク裁判官が、返却は控訴審の終了後になると説明した。呉容疑者は正午ごろ、カク裁判官を郵便室に無理に連れ込み、持参した肉切り包丁で数回刺した。居合わせた職員が警察に通報、カク裁判官は病院に運ばれたがまもなく死亡した。

 中国では裁判官が、襲われ死傷する事件が過去にも起きている。2016年3月には、北京市昌平区で、地元裁判所の女性裁判官と夫が自宅近くで、訴訟当事者だった2人組の男に拳銃で撃たれ、馬さんが死亡、夫が軽傷を負う事件が起きた。15年9月には湖北省十堰市市中級人民法院で、裁判官や書記官4人が、訴訟中の男に刃物で刺されて負傷した。

裁判官刺され死亡 離婚訴訟の被告男拘束 黒竜江

22020年11月18日法 ニュースサイトの環球網によると、黒竜江省ハルビン市双城区法院(裁判所)は17日、同裁判所の民事法廷責任者のカク(赤におおざと)剣裁判官(56)が13日正午ごろ、所内の郵便室で男に刃物で刺されまもなく死亡したと発表した。警察は男を拘束し、取り調べている。

 同裁判所の発表によると、男は地元に住む養豚業者の呉徳仁容疑者。妻から離婚を巡る財産の分与を求めて提訴され、カク裁判官が9月、妻の訴えを認める判決を言い渡した。呉容疑者は、判決を不服としてハルビン市中級法院に控訴していた。離婚は家庭内暴力がきっかけで、7月には呉容疑者が妻にけがを負わせ、警察の取り調べを受けている。

 呉容疑者は13日午前、双城区法院にカク裁判官を尋ね、証拠調べのため提出した不動産権利書の返却を要求。カク裁判官が、返却は控訴審の終了後になると説明した。呉容疑者は正午ごろ、カク裁判官を郵便室に無理に連れ込み、持参した肉切り包丁で数回刺した。居合わせた職員が警察に通報、カク裁判官は病院に運ばれたがまもなく死亡した。

 中国では裁判官が、襲われ死傷する事件が過去にも起きている。2016年3月には、北京市昌平区で、地元裁判所の女性裁判官と夫が自宅近くで、訴訟当事者だった2人組の男に拳銃で撃たれ、馬さんが死亡、夫が軽傷を負う事件が起きた。15年9月には湖北省十堰市市中級人民法院で、裁判官や書記官4人が、訴訟中の男に刃物で刺されて負傷した。
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