事業再開の職場で新型コロナ集団感染 広東と安徽で

2020年3月6日感 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)は5日、中国政府が全国に経済活動の再開を指示する中、広東省と安徽省など各地の職場で、新型コロナウイルスの集団感染が起きたと報じた。(写真はRFAのキャプチャー)

 RFAが中国各地の報道をまとめたところによると、広東省東莞市の建設工事現場では、現場管理者1人が2月17日、核酸検出法の検査を5回受けた後、新型コロナ肺炎と診断された。その後、同僚の現場管理者3人の感染が確認され、工事が中断されている。

 最初に感染が確認された管理者は1月末、広東省の広州南駅から高速鉄道で広西チワン族自治区桂林市に向かい、一泊後に東莞市に戻った。

 また、安徽省合肥市の深セン証券取引所上場の合成樹脂メーカー、安徽国風塑業は、従業員の中から同ウイルスの感染者が確認されたため、操業を停止した。感染が確認された従業員は無症状だった。これまでに同僚ら濃厚接触者177人が隔離された。

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