
北京市政府によると、高速道路の求賢検疫所は、女性らの一行が乗った車が通過した際、身分の確認を怠った。また、団地や住宅管理者、一行の車が車庫に入り、女性が自宅に入るのを許した。同センターは、女性の家族から「武漢から北京に人が来られるか」と電話で照会を受けた際、「武漢で高速道路に乗ってしまえば、北京側での規制はない」などと答えた。
女性は2月18日に発熱などの症状が現れて、24日に同ウイルスの感染が確認され、北京市内の指定病院に隔離された。家族3人も観察の対象となっている。当局は事態を重視し、27日、中央政府の司法省を中心とした専門チームを結成し女性が北京に戻った経緯について調査を始めた。
香港メディアの東網によると、女性は61歳で、湖北省・宣恩県政府水利水産局の元幹部。2014年2月に汚職で懲役10年の判決を受け服役していた。その後、刑期が短縮された。
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