1日付中国紙・経済日報(電子版)によると、中国政府・国家移民管理局の劉海涛・国境警備検査管理局長は1日、国務院(中央政府)の記者会見で、新型コロナウイルスの感染防止対策の期間中、中国在留外国人のビザの在留期限が到来しても2カ月の自動延長を認める方針を公表した。自動延長の期間中なら手続き不要で合法的に出国できる。
また劉局長は、新型コロナウイルス感染防止対策に絡む医療支援や医薬品開発、学術交流に参加する外国人について、到着地の空港などで臨時のビザを発給すると述べた。さらに劉局長は、同ウイルスの感染拡大防止のため、中国在留の外国人も中国人と同様、ネットや宅配便を使って関連手続を行うこを可能にしたことを明らかにした。
中国新聞網によると、韓国や日本、イタリアで同ウイルスの感染が拡大していることを受け、中国外務省の崔愛民領事局長は1日、必要な場合は各国政府と協力し、中国人の帰国を支援する考えを示した。
崔局長は「感染拡大が深刻な国でも、外界との交通は完全には遮断されていない。各国にいる中国人も、現在は直航かう回により帰国が可能だ」と述べた。各国で事態がさらに深刻化すれば、中国政府として帰国を支援するとした。
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