原因不明の肺炎、新型コロナウイルスが病原体と判断

2020年1月9日肺 ニュースサイトの人民網によると、中国中央テレビ局ニュースセンターの公式ミニブログは、湖北省武漢市で発生した原因不明の肺炎について、専門家グループが7日、病原体が新型コロナウイルスであると判断したと伝えた。患者15人から検出したウイルスを電子顕微鏡で調べたところ、形状から判明した。今後、さらに専門家による調査を続ける。(写真は東網のキャプチャー)

 ヒトが感染するコロナウイルスは6種類。うち4種類は感染しても普通のカゼと同様の軽い症状で収まる。しかし、他の2種類は、急性呼吸器症候群(SARS)、中東呼吸器症候群(MERS)など深刻な症状となる。

 香港メディア東網によると、世界保健機関(WHO)は8日、武漢の肺炎について、中国当局がSARS、MERSでないことを特定しており、新型のコロナウイルスの可能性があるとの声明を発表していた。

 武漢市衛生健康委員会は8日、原因不明の肺炎を発症していた8人が回復し退院した。数日間、発熱などの症状がみられなかったという。同委員会は5日、肺炎患者は計59人で、うち7人が重症だと公表した。

★参考情報★
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