
フタル酸エステルが検出されたのは、2019年7月に製造された子ども靴1製品。回力鞋業によると、同じ製品が2カ月間された。同社は、製造数量は明らかにしていない。中国新聞網によると回力鞋業は、外部から購入した材料に問題があったと説明している。
フタル酸エステルは、弾力性や耐久性を高めるため、靴の製造でしばしば使われる。しかし、世界保健機関(WHO)によると、環境ホルモンの一種で、多量に接触すると男性の生殖能力に影響したり、乳がんの原因になる恐れがあるとされる。
同総局が発表したリストによると、台州西西竜体育用品有限公司、温州市拍一拍手児童用品有限公司の製品も、基準を超えるフタル酸エステルが検出された。
回力鞋業は1927年創業の老舗メーカー。スポーツ靴、雨靴、サンダルなどを製造している。投資会社の上海華誼集団投資有限公司(上海市)が全株式を保有している。
★参考情報★
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