台湾の中央通信社によると、上海市でこのほど、1990年代生まれの男性が、外国スパイの指示で公務員となり、情報を漏らしていたとして「スパイ罪」で懲役4年9カ月の有罪判決を受けた。
上海のテレビ局が報じたもので、男性は上海の大学院で修士課程で経済学を専攻後、党政府機関所属の研究所で勤務していた。ある日、路上で知り合った外国人スパイと友人となり、やがて金銭と引き換えに情報提供を始めた。その後、外国人の指示で党政府機関の公務員になり、重要情報やデータを提供した。
外国人スパイの要求は、研究所時代は一般の公開情報だった。男性が公務員に就任後はエスカレートし、党政府機関の内部情報や重要データ、海運や軍用機の飛行記録などを求めるようになったという。
その後、中国の国家安全部門が男性を摘発。2022年11月、上海市第一中級人民法院(裁判所)が男性に実刑判決を言い渡した。
◇出典
https://www.cna.com.tw/news/acn/202311090103.aspx
◇参考情報
○反スパイ法違反で元国有企業駐在員に懲役6年