台湾の中央通信社によると、上海市中心部の巨鹿路地区では10月31日夜、ハロウィーンで大群衆が詰めかけたため、市当局が急きょ安全確保を理由に一部の地下鉄駅を閉鎖した。（写真はＸより）
上海市政府によれば、上海市交通委員会が1日、巨鹿路地区の平穏な交通秩序を守るためとして、付近の地下越「淮海中路駅」を午後7時で封鎖。路線バスもルートを変更した。
巨鹿路地区では10月31日夜、大量の人々が集まったため車は進めなくなり、携帯電話もつながらなくなった。韓国ソウルの梨泰院（イテウォン）のような雑踏事件を起こさないよう、上海市公安局は多数の警察官を配置して警備に当たった。
今年は、新型コロナウイルス対策の終了後、初めてのハロウィーンとなり、人々の活動は週末から始まり10月31日まで続いた。仮装した人々も多く、感染症対策の防護服姿やバットマンの扮装（ふんそう）などがみられた。
ニュースサイトの鳳凰網によれば、今年のハロウィーンは外国人の参加者がかなり減少した。また、政治的な締め付けで、若者が騒げる機会がますます小さくなる中、仮装を通じ、言いたいことを表現できる得難い機会となった。
◇出典
https://www.cna.com.tw/news/acn/202311010364.aspx