米公共放送ボイス・オブ・アメリカ（ＶＯＡ）によると、米国防総省は17日、中国軍機が米軍偵察機を妨害するため、過去2年間に180件余りの危険行為を行ったして、機密解除となったビデオと写真を公表した。同省によれば、2年間の危険行為の回数は、それ以前の10年間の合計に匹敵するという。（写真はVOAのサイト）
米ＡＰ通信によれば、米軍は長年、中国と台湾の衝突に備えてインド太平洋の軍備増強を続けてきた。現在、ロシアのウクライナ侵攻とイスラエルとハマスの衝突という2つの戦争が進行中だが、米軍の姿勢に変化はないという。
ジョン・アキリーノ米インド太平洋軍司令官は17日、記者会見で、米軍は空母打撃群2つと強襲揚陸艦2隻をイスラエル支援に展開中で、ロシア・ウクライナ戦争も20カ月近くに及ぶが、インド太平洋軍は中国軍の全兵力と武器を阻む力を有していると述べた。
米国防総省は、米議会の要請に基づき、近く2023年版の「中国軍事力リポート」を公表する。同リポートはこれまで中国の軍備拡張が台湾武力統一が主要目的で、米軍の台湾来援を阻止を目指していると指摘してきた。
◇出典
https://www.voachinese.com/a/pentagon-releases-footage-of-hundreds-of-highly-concerning-aircraft-intercepts-by-chinese-planes-20231018/7315970.html