遊水地放流に民衆が抗議活動=警官隊と衝突―河北覇州

20230807民憤 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、豪雨による水害が続く河北省覇州市の市政府庁舎前で5日朝、同市東楊荘村などの住民が、当局による洪水対策の放流に反発する抗議活動を行った。警察官と住民との衝突も起きた。(写真は東網のサイト画面)

 覇州市では、洪水対策の放流で市の大きな範囲が水没し、住民多数が家を失った。しかし、中国中央テレビ局が4日、洪水は豪雨が原因と報道したことに住民が反発。また、政府による救助活動の報道に対しても、見せかけとして反発が広がっている。

 台湾の中央通信社によると、河北省では連日の大雨で洪水が発生し、当局が遊水地7カ所の使用を始めた。覇州市の東澱遊水地は1日未明に放流が始まった。遊水地内の村落47カ所に住む7万3205人が前日に避難した。その後、同遊水地は北京を流れる大清河の水を受け入れて水没した。

 同テレビ局は4日「雨の影響」で、覇州市覇州鎮の一部の村落が2日から浸水したなどと報じた。中国の著名ネット民はツイッターで5日「放流により覇州市の多くの地区が水没し、数万人が家に帰れず、財産を失ったのに、雨のせいだと報じられた」などと書き込み怒りの声を上げた。 

 覇州市政府前で抗議活動した住民は「家を返せ。放流が原因なのに雨のせいにしている」などと、赤地に白文字の横断幕を掲げた。ネットの投稿映像によると、住民側が物を投げつけたのに対し、警官隊が盾で住民を殴打した。

◇出典

https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/4-08062023155956.html

https://www.cna.com.tw/news/acn/202308050216.aspx

遊水地放流に民衆が抗議活動=警官隊と衝突―河北覇州

20230807民憤 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、豪雨による水害が続く河北省覇州市の市政府庁舎前で5日朝、同市東楊荘村などの住民が、当局による洪水対策の放流に反発する抗議活動を行った。警察官と住民との衝突も起きた。(写真は東網のサイト画面)

 覇州市では、洪水対策の放流で市の大きな範囲が水没し、住民多数が家を失った。しかし、中国中央テレビ局が4日、洪水は豪雨が原因と報道したことに住民が反発。また、政府による救助活動の報道に対しても、見せかけとして反発が広がっている。

 台湾の中央通信社によると、河北省では連日の大雨で洪水が発生し、当局が遊水地7カ所の使用を始めた。覇州市の東澱遊水地は1日未明に放流が始まった。遊水地内の村落47カ所に住む7万3205人が前日に避難した。その後、同遊水地は北京を流れる大清河の水を受け入れて水没した。

 同テレビ局は4日「雨の影響」で、覇州市覇州鎮の一部の村落が2日から浸水したなどと報じた。中国の著名ネット民はツイッターで5日「放流により覇州市の多くの地区が水没し、数万人が家に帰れず、財産を失ったのに、雨のせいだと報じられた」などと書き込み怒りの声を上げた。 

 覇州市政府前で抗議活動した住民は「家を返せ。放流が原因なのに雨のせいにしている」などと、赤地に白文字の横断幕を掲げた。ネットの投稿映像によると、住民側が物を投げつけたのに対し、警官隊が盾で住民を殴打した。

◇出典

https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/4-08062023155956.html

https://www.cna.com.tw/news/acn/202308050216.aspx
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