上海市静安区トップが米コンサル訪問=懸念緩和狙う

20230712WSJ 10日付の米ウォール・ストリート・ジャーナル電子版によると、上海市中心部の静安区トップの於勇党書記が5日、同区にあるコンサルティング大手、米ベイン・アンド・カンパニーの上海事務所を現地調査に訪れ経営の状況などに関する聞き取りを行った。(写真はWSJのサイト)

 同社の上海事務所では今年3月、職員数人が警察から取り調べを受けた。中国当局は、米中の緊張が高まる中、スパイ取締法を強化して、ビジネス情報を収集する外国企業への圧力を強めている。党書記の訪問は、外国企業の懸念を和らげる狙いがあるとみられる。

 最近の数カ月間に、企業調査会社の米ミンツ・グループ北京事務所の現地職員が警察に拘束されたほか、コンサルティング会社、米キャップビジョンの中国各都市の事務所が当局の捜索を受けた。キャップビジョンは、ベインにとり中国最大の得意先の一つとなっている。

 於書記は「静安区は常に国際的は発展を目指しており、専門サービス業の拠点になるよう努めてきた。今後も優れた事業環境の創出を続けたい」と語った。

 同紙によれば、ベインは、中国での事業拡大に努める考えを示した。キャップビジョンも、中国での事業継続に力を入れるとのコメントを出している。

◇出典

https://www.wsj.com/articles/bain-gets-courtesy-call-from-shanghai-party-official-15708ae2?mod=Searchresults_pos1&page=1

上海市静安区トップが米コンサル訪問=懸念緩和狙う

20230712WSJ 10日付の米ウォール・ストリート・ジャーナル電子版によると、上海市中心部の静安区トップの於勇党書記が5日、同区にあるコンサルティング大手、米ベイン・アンド・カンパニーの上海事務所を現地調査に訪れ経営の状況などに関する聞き取りを行った。(写真はWSJのサイト)

 同社の上海事務所では今年3月、職員数人が警察から取り調べを受けた。中国当局は、米中の緊張が高まる中、スパイ取締法を強化して、ビジネス情報を収集する外国企業への圧力を強めている。党書記の訪問は、外国企業の懸念を和らげる狙いがあるとみられる。

 最近の数カ月間に、企業調査会社の米ミンツ・グループ北京事務所の現地職員が警察に拘束されたほか、コンサルティング会社、米キャップビジョンの中国各都市の事務所が当局の捜索を受けた。キャップビジョンは、ベインにとり中国最大の得意先の一つとなっている。

 於書記は「静安区は常に国際的は発展を目指しており、専門サービス業の拠点になるよう努めてきた。今後も優れた事業環境の創出を続けたい」と語った。

 同紙によれば、ベインは、中国での事業拡大に努める考えを示した。キャップビジョンも、中国での事業継続に力を入れるとのコメントを出している。

◇出典

https://www.wsj.com/articles/bain-gets-courtesy-call-from-shanghai-party-official-15708ae2?mod=Searchresults_pos1&page=1

タイトルとURLをコピーしました