米紙ウォールストリートジャーナルは29日、米政府筋の話として、今年初めに米国に飛来した中国のスパイ気球を調査した結果、米国製装置が使われ、写真や動画の撮影やその他の情報収集を行っていたことが分かったと報じた。
(写真はRFAのサイト)
(写真はRFAのサイト)
米政府筋によると、スパイ気球にはネットなど一般市場で購入できる米国製装置のほか、中国製のセンサーなどが使われ、写真や動画を撮影したりその他の情報を収集して中国に伝送していた。米国防情報局などは、気球の目的がスパイ活動で、中国政府が説明するような気象観測ではなかったと結論づけた。
中国政府関係者は、米国政府がスパイ気球の調査結果を公表すれば中国は反発せざるを得ず、予定されている米中高官の交流がとん挫する恐れがある。
ブリンケン米国務長官に続き、イエレン米財務長官が7月初めの中国訪問を予定している。両国政府は、バイデン大統領と習近平国家主席の首脳会談を今年遅くに実現するため努力を続けている。
◇出典
https://www.wsj.com/articles/chinese-balloon-used-american-tech-to-spy-on-americans-2e3f5039?mod=hp_lead_pos1
https://cn.wsj.com/articles/%E8%B0%83%E6%9F%A5%E6%98%BE%E7%A4%BA%E8%A2%AB%E5%87%BB%E8%90%BD%E7%9A%84%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E6%B0%94%E7%90%83%E4%BD%BF%E7%94%A8%E7%BE%8E%E5%9B%BD%E6%8A%80%E6%9C%AF%E6%9D%A5%E7%9B%91%E6%8E%A7%E7%BE%8E%E5%9B%BD%E4%BA%BA-3c0e0861
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