住宅団地の住民間で衝突=背景に所得格差―成都

20230404成都 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、四川省成都市成華区の住宅団地で1日、住民グループ間で激しい衝突が発生、警察が出動して双方を引き離した上、一部を連行した。衝突は同一団地内にフェンスを設けたことがきっかけ。住民間の所得格差が背景にあるとみられる。(写真はRFAのサイト画面)
 住宅団地は1期~3期に分けて開発され、1、2期部分は高級マンション、3期部分は都市再開発で立ち退く住民向けなどの低価格分譲マンションで、それぞれ別の不動産業者が建設した。1、2期部分を取り囲むフェンスが建設されたことに3期部分の住民が反発した。

 1、2期部分は「御竜山」、3期部分は「華僑城」の名称。「御竜山」は緑化され環境は良好、「華僑城」は住宅の質が劣り敷地内に樹木などはない。1日には双方が罵声を浴びせ合い、互いにペットボトルなどを投げつけた。警察が駆けつけて双方を引き離したが、衝突は1日夜まで続いたもようだ。

 住民の1人は「3年間にわたる新型コロナウイルスの封鎖措置が解除後、多くの人が失業したり収入を失ったりして、人々の間の矛盾が激しくなった」と指摘。「中国は経済が低迷し、不動産価格が下がる中、以前は見られなかった争いが起きるようになった」と述べた。

◇出典

住宅団地の住民間で衝突=背景に所得格差―成都

20230404成都 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、四川省成都市成華区の住宅団地で1日、住民グループ間で激しい衝突が発生、警察が出動して双方を引き離した上、一部を連行した。衝突は同一団地内にフェンスを設けたことがきっかけ。住民間の所得格差が背景にあるとみられる。(写真はRFAのサイト画面)
 住宅団地は1期~3期に分けて開発され、1、2期部分は高級マンション、3期部分は都市再開発で立ち退く住民向けなどの低価格分譲マンションで、それぞれ別の不動産業者が建設した。1、2期部分を取り囲むフェンスが建設されたことに3期部分の住民が反発した。

 1、2期部分は「御竜山」、3期部分は「華僑城」の名称。「御竜山」は緑化され環境は良好、「華僑城」は住宅の質が劣り敷地内に樹木などはない。1日には双方が罵声を浴びせ合い、互いにペットボトルなどを投げつけた。警察が駆けつけて双方を引き離したが、衝突は1日夜まで続いたもようだ。

 住民の1人は「3年間にわたる新型コロナウイルスの封鎖措置が解除後、多くの人が失業したり収入を失ったりして、人々の間の矛盾が激しくなった」と指摘。「中国は経済が低迷し、不動産価格が下がる中、以前は見られなかった争いが起きるようになった」と述べた。

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