米ニューヨーク・タイムズ（電子版）は7日、米上空を飛行していた中国の「スパイ気球」を米軍戦闘機が撃墜した事件をきっかけに、中国の習近平国家主席の指導力に疑問符がついたと報じた。海外からは、習主席と政府に対する統制は、想像ほど強力に行われていないとの見方が出始めた。
同紙によれば、米中関係はさらに悪化し、一つの誤りが予期せぬ衝突に発展する恐れもある。中国側は気球について、民間飛行艇がコースを外れたとの説明を続けている。だが、ミスにせよ軍事的な冒険にせよ、中国の大国としての地位に対し疑問を声が上がるきっかけとなった。
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