
香港メディアの星島日報によると、中国で新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、免疫グロブリン(抗体)製剤の買い占めが激化し、需給が逼迫している。高値の転売を狙う業者も出現。今後、欠乏が続くと、先天性免疫不全症候群の患者が、生命の危機に直面する恐れがある。(写真は
星島日報のサイト画面)
同症候群の患者によれば、免疫グロブリン製剤は昨年の12月26日から品不足と価格高騰が始まった。当時の価格は、1本が800元(約1万5000円)だったが、1月に入り2000元以上に急騰。現在は1本5000元で売られるケースもある。
全国の同症候群の患者が、いつも通りに同製剤を使えなくなっている。この薬剤は血液で作られるが、資格を持つ企業が限られる上、最近は中国で献血液が不足していることも需給逼迫の原因。同製剤はコロナの重症患者の治療にも使われるため、中国のコロナ感染者の激増が供給不足に拍車をかけている。
台湾の中央通信社によると、同症候群の患者は体内の免疫グロブリンが16~24日で半減。その後は「ウイルスは細菌の中に裸で放り出されるのと同じ」だという。同製剤がなくなると生命の危機に直面するが、現在は大規模病院でも入手が困難。同症候群の患者や家族は、転売業者から高値で購入しているという。
◇出典
https://www.cna.com.tw/news/acn/202301150207.aspx
https://std.stheadline.com/realtime/article/1899631/%E5%8D%B3%E6%99%82-%E4%B8%AD%E5%9C%8B-%E5%85%A7%E5%9C%B0%E7%98%8B%E6%90%B6%E5%85%8D%E7%96%AB%E7%90%83%E8%9B%8B%E7%99%BD-%E6%81%90%E9%9D%A2%E8%87%A8%E6%96%B7%E8%97%A5%E5%8D%B1%E6%A9%9F
◇参考情報

香港メディアの星島日報によると、中国で新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、免疫グロブリン(抗体)製剤の買い占めが激化し、需給が逼迫している。高値の転売を狙う業者も出現。今後、欠乏が続くと、先天性免疫不全症候群の患者が、生命の危機に直面する恐れがある。(写真は
星島日報のサイト画面)
同症候群の患者によれば、免疫グロブリン製剤は昨年の12月26日から品不足と価格高騰が始まった。当時の価格は、1本が800元(約1万5000円)だったが、1月に入り2000元以上に急騰。現在は1本5000元で売られるケースもある。
全国の同症候群の患者が、いつも通りに同製剤を使えなくなっている。この薬剤は血液で作られるが、資格を持つ企業が限られる上、最近は中国で献血液が不足していることも需給逼迫の原因。同製剤はコロナの重症患者の治療にも使われるため、中国のコロナ感染者の激増が供給不足に拍車をかけている。
台湾の中央通信社によると、同症候群の患者は体内の免疫グロブリンが16~24日で半減。その後は「ウイルスは細菌の中に裸で放り出されるのと同じ」だという。同製剤がなくなると生命の危機に直面するが、現在は大規模病院でも入手が困難。同症候群の患者や家族は、転売業者から高値で購入しているという。
◇出典
https://www.cna.com.tw/news/acn/202301150207.aspx
https://std.stheadline.com/realtime/article/1899631/%E5%8D%B3%E6%99%82-%E4%B8%AD%E5%9C%8B-%E5%85%A7%E5%9C%B0%E7%98%8B%E6%90%B6%E5%85%8D%E7%96%AB%E7%90%83%E8%9B%8B%E7%99%BD-%E6%81%90%E9%9D%A2%E8%87%A8%E6%96%B7%E8%97%A5%E5%8D%B1%E6%A9%9F
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