中国メディアの第一財経によると、復旦大学付属中山病院（上海市）重症医学科の鐘鳴主任は、中国で新型コロナウイルスの感染拡大のピークが１カ月以内に訪れるとの見方を示した。中国は「ゼロコロナ」政策の転換とともに、感染者が増加している。鐘主任によると、ピークの終息時期は見通せないとして、医療提供態勢の崩壊を防ぐよう呼びかけた。

　鐘主任は、いったん大量の患者が発生した場合、医療機関の収容が可能か、負担が医療資源の限界を超えた場合どうするか、医療機関の秩序を維持していかに迅速に患者の治療に当たれるかが課題と指摘した。特に集中治療室（ＩＣＵ）を24時間以内にコロナの重症者向けに転換することが必要だという。

　国家衛生健康委員会によると、中国のＩＣＵは人口10万人当たり10床と定められており、全土で計13万8100床。重症者に対応できる専門医師の総数は8万0500人、ＩＣＵ担当医師が10万6000人、専門の看護師は22万人、ＩＣＵ担当看護師は17万7700人いる。

　台湾の中央通信社によると、香港大生物医学院の金冬雁教授は「中国では集団免疫の壁が高くなく、医療提供体制も準備ができていない。冬でウイルスが拡大した時に対策を緩めたので、津波式の感染爆発が起きる可能性が大きい」と述べた。

　金教授によると、中国政府は、集団免疫を短期間で獲得しようと考えており、最初のピークで人口の大部分が感染して集団免疫がで、その後、ゆっくりと終息するとみている。ただ、大規模感染と医療供給態勢の逼迫（ひっぱく）の板挟みとなる可能性が高いという。

　中国メディアの第一財経によると、復旦大学付属中山病院（上海市）重症医学科の鐘鳴主任は、中国で新型コロナウイルスの感染拡大のピークが１カ月以内に訪れるとの見方を示した。中国は「ゼロコロナ」政策の転換とともに、感染者が増加している。鐘主任によると、ピークの終息時期は見通せないとして、医療提供態勢の崩壊を防ぐよう呼びかけた。

　鐘主任は、いったん大量の患者が発生した場合、医療機関の収容が可能か、負担が医療資源の限界を超えた場合どうするか、医療機関の秩序を維持していかに迅速に患者の治療に当たれるかが課題と指摘した。特に集中治療室（ＩＣＵ）を24時間以内にコロナの重症者向けに転換することが必要だという。

　国家衛生健康委員会によると、中国のＩＣＵは人口10万人当たり10床と定められており、全土で計13万8100床。重症者に対応できる専門医師の総数は8万0500人、ＩＣＵ担当医師が10万6000人、専門の看護師は22万人、ＩＣＵ担当看護師は17万7700人いる。

　台湾の中央通信社によると、香港大生物医学院の金冬雁教授は「中国では集団免疫の壁が高くなく、医療提供体制も準備ができていない。冬でウイルスが拡大した時に対策を緩めたので、津波式の感染爆発が起きる可能性が大きい」と述べた。

　金教授によると、中国政府は、集団免疫を短期間で獲得しようと考えており、最初のピークで人口の大部分が感染して集団免疫がで、その後、ゆっくりと終息するとみている。ただ、大規模感染と医療供給態勢の逼迫（ひっぱく）の板挟みとなる可能性が高いという。