
台湾の中央通信社によると、ペロシ米下院議長は2日午後10時44分、台北市の松山空港に到着した。米下院議長の訪台は、1997年のギングリッチ氏以来、25年ぶり。空港には台湾の呉ショウ(カネヘンにリットウ)燮外交部長が出迎えた。(写真はRFAのサイト画面)
ペロシ氏は3日、立法院(議会)を訪れた後、蔡英文総統と会談。昼食会や、「国家人権博物館・白色テロ景美紀念園区」の訪問を経て、午後には台湾を離れる。
米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、ペロシ氏の事務所は2日、ウェブサイトで声明を公表。台湾訪問が、インド太平洋地区訪問の一環で、自由で開かれた同地区の形成に向け、台湾の指導者と話し合うためと説明。世界が民主主義と専制政治の選択を迫られる中、米国と台湾の団結の重要性が増していると指摘した。
中国外務省は2日夜、ペロシ議長の到着から10分後に声明を発表。訪台が「一つの中国の原則」と米中の「3つのコミュニケ」に対する米国による厳重な違反で台湾独立派に誤ったシグナルを送るものだなどと、強く批判した。台湾外務省は歓迎のコメントを出し「台米の緊密な友好関係がさらに強化される」などと意義を強調した。
ペロシ氏が公開した、今回の外遊の日程には、シンガポールとマレーシア、韓国、日本が行き先とされていたが、台湾は含まれていなかった。このためペロシ氏の動向が世界のメディアの注目を集めていた。
ペロシ議長には、いずれも米民主党のグレゴリー・ミークス下院外交委員長、マーク・タカノ退役軍人委員長、スーザン・デルビーン歳出委員会副委員長ら5人が同行した。
ペロシ氏の訪台で、台北は歓迎ムードに包まれた。中央通信社によると、台北の超高層ビル「台北101」はペロシ氏の訪台にあわせライトアップされ、「民主主義の友に感謝」、「世界の秩序を共に維持しよう」、「米台友好は永遠」などと歓迎の言葉を中国語と英語で表示した。
◇出典
https://www.cna.com.tw/news/ahel/202208035001.aspx
https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/5-08022022114652.html
◇参考情報

台湾の中央通信社によると、ペロシ米下院議長は2日午後10時44分、台北市の松山空港に到着した。米下院議長の訪台は、1997年のギングリッチ氏以来、25年ぶり。空港には台湾の呉ショウ(カネヘンにリットウ)燮外交部長が出迎えた。(写真はRFAのサイト画面)
ペロシ氏は3日、立法院(議会)を訪れた後、蔡英文総統と会談。昼食会や、「国家人権博物館・白色テロ景美紀念園区」の訪問を経て、午後には台湾を離れる。
米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、ペロシ氏の事務所は2日、ウェブサイトで声明を公表。台湾訪問が、インド太平洋地区訪問の一環で、自由で開かれた同地区の形成に向け、台湾の指導者と話し合うためと説明。世界が民主主義と専制政治の選択を迫られる中、米国と台湾の団結の重要性が増していると指摘した。
中国外務省は2日夜、ペロシ議長の到着から10分後に声明を発表。訪台が「一つの中国の原則」と米中の「3つのコミュニケ」に対する米国による厳重な違反で台湾独立派に誤ったシグナルを送るものだなどと、強く批判した。台湾外務省は歓迎のコメントを出し「台米の緊密な友好関係がさらに強化される」などと意義を強調した。
ペロシ氏が公開した、今回の外遊の日程には、シンガポールとマレーシア、韓国、日本が行き先とされていたが、台湾は含まれていなかった。このためペロシ氏の動向が世界のメディアの注目を集めていた。
ペロシ議長には、いずれも米民主党のグレゴリー・ミークス下院外交委員長、マーク・タカノ退役軍人委員長、スーザン・デルビーン歳出委員会副委員長ら5人が同行した。
ペロシ氏の訪台で、台北は歓迎ムードに包まれた。中央通信社によると、台北の超高層ビル「台北101」はペロシ氏の訪台にあわせライトアップされ、「民主主義の友に感謝」、「世界の秩序を共に維持しよう」、「米台友好は永遠」などと歓迎の言葉を中国語と英語で表示した。
◇出典
https://www.cna.com.tw/news/ahel/202208035001.aspx
https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/5-08022022114652.html
◇参考情報