
中国大手電池・自動車メーカーの比亜迪(BYD、広東省深セン市)の湖南省長沙市雨花区にある工場周辺の住民が、排気による健康被害を訴え、湖南省長沙市当局は8日、党・政府が専門の調査班を立ち上げたことを明らかにした。自動車業界情報サイトの
蓋世汽車が9日伝えた。
インターネット上でこのほど、BYDのこの工場から、焼けた樹脂のような刺激臭のする排気が漏出し、周辺の住民に鼻血などの症状が出たとの情報が投稿され、波紋が大きく広がった。鼻血の症状が出た子どもは4月以降、計720人を数えるという。
BYDは7日、同社の生産拠点「長沙雨花区工業園」について、2012年から操業を行なっており、排気は国家基準に適合しているとのコメントを発表した。ネット上の「基準を超える排気のため鼻血が出た」との情報は「悪意あるねつ造情報であり、既に警察に通報した」と指摘した。
BYDの長沙市の工場は、同社にとり中国中部地区で初の工場。従業員は1万7000人。乗用車と商用車タイプの新エネルギー車(NEV)を製造している。
中国の国家基準で、自動車工場は住宅地区から300~500メートル離れた場所に建設することが義務づけられている。ただ、長沙市の工場は100メートル足らずの場所に多数の住宅団地がある。

中国大手電池・自動車メーカーの比亜迪(BYD、広東省深セン市)の湖南省長沙市雨花区にある工場周辺の住民が、排気による健康被害を訴え、湖南省長沙市当局は8日、党・政府が専門の調査班を立ち上げたことを明らかにした。自動車業界情報サイトの
蓋世汽車が9日伝えた。
インターネット上でこのほど、BYDのこの工場から、焼けた樹脂のような刺激臭のする排気が漏出し、周辺の住民に鼻血などの症状が出たとの情報が投稿され、波紋が大きく広がった。鼻血の症状が出た子どもは4月以降、計720人を数えるという。
BYDは7日、同社の生産拠点「長沙雨花区工業園」について、2012年から操業を行なっており、排気は国家基準に適合しているとのコメントを発表した。ネット上の「基準を超える排気のため鼻血が出た」との情報は「悪意あるねつ造情報であり、既に警察に通報した」と指摘した。
BYDの長沙市の工場は、同社にとり中国中部地区で初の工場。従業員は1万7000人。乗用車と商用車タイプの新エネルギー車(NEV)を製造している。
中国の国家基準で、自動車工場は住宅地区から300~500メートル離れた場所に建設することが義務づけられている。ただ、長沙市の工場は100メートル足らずの場所に多数の住宅団地がある。