台湾の中央通信社によると、新型コロナウイルスの感染拡大が続く香港で、スーパーマーケットで従業員の感染が相次ぎ、人手不足のため、一部が閉店時間を繰り上げた。これが不安心理を刺激して、買いだめに走る住民が増え、陳列棚が空になる騒動が起きている。（写真は香港０１のサイト画面）
香港で拡大中の新型コロナ第5波の感染者は、1日までに計約18万人。感染拡大を防ぐため、飲食店の一部は店内の飲食を中止したほか、大手スーパーの百佳（パークンショップ）が各店の閉店時間を繰り上げ、一部は午後3時とした。この結果、住民が閉店前に各店に殺到し、陳列棚から商品が消えた。主に野菜や肉が品切れになったという。
香港メディアの香港０１によると、香港政府の香港食品委員会の呉永恩主席は2日、放送番組に出演し、食品の供給は十分に行われてるとして、買いだめを行わないよう住民に呼びかけた。
主席によると、スーパーの物流担当者の感染が相次ぎ、陳列棚に商品を出せないケースもある。しかし、食品の在庫は十分にあり、食肉処理場の従業員の感染で豚肉の出荷に影響が出ても、冷凍肉で補える。一時減少した野菜の供給も、既に9割まで回復したという。
香港政府が、住民全員のＰＣＲ検査を計画しているほか、外出禁止令を出すとのうわさが広がったことも、住民の買いだめを促したもようだ。
◇出典
https://www.hk01.com/%E7%A4%BE%E6%9C%83%E6%96%B0%E8%81%9E/741982/%E5%B8%82%E6%B0%91%E6%90%B6%E8%B3%BC%E8%B2%A8%E6%9E%B6%E6%B8%85%E7%A9%BA-%E9%A3%9F%E5%93%81%E5%A7%94%E5%93%A1%E6%9C%83-%E9%A3%9F%E5%93%81%E4%BE%9B%E6%87%89%E5%85%85%E8%B6%B3-%E8%B6%85%E5%B8%82%E6%9C%AA%E5%8F%8A%E4%B8%8A%E6%9E%B6
https://www.cna.com.tw/news/acn/202203010213.aspx
◇参考情報