中国共産党が歴史決議公表 大躍進と文革の否定維持

22021年11月17日習 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、中国共産党は、第19期中央委員会第6回全体会議(6中全会)で11日に採択した「党の100年奮闘の重大成果と歴史的経験に関する決議」の全文を、5日後の16日に公表した。決議は、大躍進と文化大革命については、故・毛沢東主席の誤りと指摘。1989年6月の天安門事件は「動乱」との見解を維持した。(写真は中央通信社の画面)

 「歴史決議」が採択されるのは、同党の歴史上で3回目。改革開放政策を始めた、トウ小平氏の時代に採択された2回目の歴史決議では、毛氏が発動した文化大革命を誤りと総括しており、今回の決議もそれを踏襲した。中国の国政助言機関・全国政治協商会議(政協)の元委員、劉夢熊氏はRFAに「文化大革命が再び起きるかもしれないとの内外の懸念を払拭した」と述べた。

 劉氏によれば、今回の歴史決議は、習近平国家主席について、党の核心的な地位にあり、中国の特色ある社会主義思想の指導的的立場にいるなどと位置づけた。これらの歴史決議の内容からみて、2022年後半に開かれる第20回党大会で、習近平氏が最高指導者の唯一の候補者である状況に変化はないという。

◇参考情報

中共6中全会が開幕 歴史決議と習総書記続投が焦点
中国の有名テニス選手、前副首相との不倫暴露

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22021年11月17日習 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、中国共産党は、第19期中央委員会第6回全体会議(6中全会)で11日に採択した「党の100年奮闘の重大成果と歴史的経験に関する決議」の全文を、5日後の16日に公表した。決議は、大躍進と文化大革命については、故・毛沢東主席の誤りと指摘。1989年6月の天安門事件は「動乱」との見解を維持した。(写真は中央通信社の画面)

 「歴史決議」が採択されるのは、同党の歴史上で3回目。改革開放政策を始めた、トウ小平氏の時代に採択された2回目の歴史決議では、毛氏が発動した文化大革命を誤りと総括しており、今回の決議もそれを踏襲した。中国の国政助言機関・全国政治協商会議(政協)の元委員、劉夢熊氏はRFAに「文化大革命が再び起きるかもしれないとの内外の懸念を払拭した」と述べた。

 劉氏によれば、今回の歴史決議は、習近平国家主席について、党の核心的な地位にあり、中国の特色ある社会主義思想の指導的的立場にいるなどと位置づけた。これらの歴史決議の内容からみて、2022年後半に開かれる第20回党大会で、習近平氏が最高指導者の唯一の候補者である状況に変化はないという。

◇参考情報

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