中国メディアの新華網などによると、江蘇省揚州市公安局（警察）は3日、居住や行動の履歴を隠し新型コロナウイルスの感染を拡大させたとして「伝染病予防治療妨害罪」容疑で、揚州市の女性患者（64）を拘束すると発表した。（写真は東網のサイト画面）

　中国では、7月20日に江蘇省南京市の南京禄口国際空港から新たな新型コロナ感染拡大が始まった。女性患者は、新型コロナの感染リスク等級で「高」に指定された、同空港近くの地域に住まいがある。7月21日にバスで揚州市を訪れ、市内の姉宅に滞在していたが、27日にせきが出て病院を受診。翌日、新型コロナ患者と市診断され、揚州市の第1号患者となった。姉も第2患者と確認された。

　公安局によると、女性患者は、南京の居住地が感染リスク等級「高」に指定され、出入りが厳しく制限されているのに勝手に離れた疑い。また、揚州市に滞在中の7月21～27日、地元の当局に、南京から訪れたことを自主申告しなかった疑い。

　女性患者は揚州市で、人が集まるホテルや商店、診療所、マージャン店などに頻繁に出入りし、揚州市内に新型コロナの感染拡大を招いたという。

　公安局によれば、女性患者は居住歴を隠した上、警察による最初の聞き取りの際、揚州市での行動履歴の説明を拒否した。公安局は、女性患者が伝染病の予防活動を妨害したと判断し、拘束して取り調べることを決めた。女性は現在、南京の病院に送られ、治療を受けている。

　江蘇省衛生健康委員会の3日の発表によると、揚州市で2日に確認された新型コロナの新規患者は40人。累計で患者数は94人、無症状感染者は2人となっている。患者のうち多数が、女性患者と姉が通っていたマージャン店の高齢の客だという。

　中国メディアの新華網などによると、江蘇省揚州市公安局（警察）は3日、居住や行動の履歴を隠し新型コロナウイルスの感染を拡大させたとして「伝染病予防治療妨害罪」容疑で、揚州市の女性患者（64）を拘束すると発表した。（写真は東網のサイト画面）

　中国では、7月20日に江蘇省南京市の南京禄口国際空港から新たな新型コロナ感染拡大が始まった。女性患者は、新型コロナの感染リスク等級で「高」に指定された、同空港近くの地域に住まいがある。7月21日にバスで揚州市を訪れ、市内の姉宅に滞在していたが、27日にせきが出て病院を受診。翌日、新型コロナ患者と市診断され、揚州市の第1号患者となった。姉も第2患者と確認された。

　公安局によると、女性患者は、南京の居住地が感染リスク等級「高」に指定され、出入りが厳しく制限されているのに勝手に離れた疑い。また、揚州市に滞在中の7月21～27日、地元の当局に、南京から訪れたことを自主申告しなかった疑い。

　女性患者は揚州市で、人が集まるホテルや商店、診療所、マージャン店などに頻繁に出入りし、揚州市内に新型コロナの感染拡大を招いたという。

　公安局によれば、女性患者は居住歴を隠した上、警察による最初の聞き取りの際、揚州市での行動履歴の説明を拒否した。公安局は、女性患者が伝染病の予防活動を妨害したと判断し、拘束して取り調べることを決めた。女性は現在、南京の病院に送られ、治療を受けている。

　江蘇省衛生健康委員会の3日の発表によると、揚州市で2日に確認された新型コロナの新規患者は40人。累計で患者数は94人、無症状感染者は2人となっている。患者のうち多数が、女性患者と姉が通っていたマージャン店の高齢の客だという。