香港衛生署は8日、中国の製薬会社・科興控股(シノバック・バイオテック)の世界での接種回数が約4400万回で、接種後の死者は56人であることを明らかにした。うち3人は香港で死亡した。台湾・中央通信社が10日伝えた。
衛生署によると、死者数の56人はシノバックが提供したデータに基づいたもの。年齢は26~103歳。うち20人は心臓疾患の持病があり、年齢は50~98歳だった。いずれも死因とワクチンに因果関係はないという。
香港食物衛生局は、「緊急使用」としてシノバック製ワクチンの香港での接種を許可した。同社には香港政府に対し、臨床データや安全性のリポートの提供を定期的に行うよう求めている。
シノバック製のワクチンは、中国本土と香港、インドネシア、トルコ、マレーシア、ブラジルなど15カ国・地域で緊急使用が認められた。
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