
台湾の中央通信社によると、沖縄県に対する日本の主権を認めないことで、台湾問題への日本の介入をけん制する狙いがあるとみられる。
セミナーには北京大、復旦大、武漢大、南京大、遼寧大や国の研究機関、中国社会科学院などの専門家ら20人余りが出席した。「琉球学」を提唱している北京大歴史学科の徐勇教授は「琉球問題の研究対象を明確化し、政治面の研究を強化して、国際的影響力を引き上げたい」と述べた。
中国の習近平国家主席は昨年6月、古代から近代までの印刷物や出版物を保管する「中国国家版本館」を視察した際、沖縄に言及。「私は福建省福州市で仕事をしていた時代、復習に琉球館や琉球墓があることを知った」と語り注目を集めた。
星島日報によれば、琉球(沖縄)は明朝時代から中国と朝貢関係にあったが1879年に日本に併合され、沖縄県と改称した。清朝は認めなかったが、日清戦争後の下関条約(講和条約)で台湾と釣魚島(沖縄県尖閣諸島の中国名)が日本に割譲される一方、沖縄の主権を問題視する力を失っていた。
沖縄は第2次大戦後、米国が統治したが1972年に統治権が日本に返還された。中国の民間では、沖縄の主権問題の帰属は未定で、日米の「二重植民地」になっているとの声がある。
◇出典
https://std.stheadline.com/realtime/article/2021085/%E5%8D%B3%E6%99%82-%E4%B8%AD%E5%9C%8B-%E4%B8%AD%E5%9C%8B%E8%A7%80%E5%AF%9F-%E6%89%93-%E7%90%89%E7%90%83%E7%89%8C-%E9%AB%98%E6%A0%A1%E9%A6%96%E8%A8%AD%E7%A0%94%E7%A9%B6%E4%B8%AD%E5%BF%83
https://www.cna.com.tw/news/acn/202409030038.aspx