貴州鎮遠の市街地水没 3分の2で停電

2024年7月1日水害 中国メディアの上游新聞などによると、貴州省黔東南ミャオ族トン族自治州の鎮遠県で6月29日、県内を流れるブ(さんずいに舞)陽河の水があふれ市街地一帯が建物の1階の高さまで水没した。同県の政府関係者によると鎮遠県では市街地の3分の2が停電している。けが人の情報はない。

 鎮遠県の市街地では、多くの住民が建物内に取り残され、消防や警察がゴムボートなどを出して救出を進めている。自動車多数も水没した。

 黔東南州洪水干ばつ対策本部によると、同州では6月28日午後8時から29日午後2時まで大雨降り、主要河川の観測所7カ所が警戒水位を超えた。ブ陽河の観測所では堤防決壊の恐れがある水位を観測した。

 ネット情報によると、ブ陽河の上流でダムの放流が行われたため、鎮遠県では6月30日時点で深さ6メートルの水に覆われた。現地政府は水位がさらに6メートル上昇すると警告している。

 鎮遠県は県設置から2280年の歴史があり、中国最高ランクの5A級の観光地に認定されている。明朝時代の建物が数多く残り著名観光地となっている。

◇出典

https://baijiahao.baidu.com/s?id=1803272173864398457&wfr=spider&for=pc

https://www.cna.com.tw/news/acn/202406290204.aspx

◇参考情報
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