
胡さんはバスの案内係で、車内に入ろうとした男を阻止しようとして刺された。蘇州市政府は胡さんに「正義のため勇気ある行動をした模範」との称号を贈った。日本人母子は1人は治療中、1人は退院したが、ともに命に別状はないという。
けがした日本人の母によると、男が襲ってきた時、胡さんが止めようとして刺されて倒れ、その隙に息子とともに逃げた。
別の目撃者によると、胡さんは先に男を引っ張り、後ろから抱きついたところ刺された。男は倒れた胡さんをさらに刺そうとしたところ、居合わせた市民とバスの運転手、駆けつけた警察官に取り押さえらえられた。
この目撃者は「最初、男が止められていなかったら、もっと多くの人がけがしたはずた」と語った。
蘇州日本商工倶楽部の関係者は事件について「とても残念に思うが、これは偶発的な事件だ。事件後、現地の政府は迅速かつ積極的に対応してくれた」などと述べた。
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