吉林の米国人刺傷事件、米ホワイトハウスが懸念表明

 2024年6月13日吉林米公共放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、吉林省吉林市の北山公園で10日午前11時49分ごろ、米国人の大学教師4人が刃物で刺されけがした事件で、サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は11日、X(旧ツイッター)で「われわれは、米国市民が中国吉林市で刺傷されたことを深く懸念している」とコメントした。(写真はRFAのサイト)

 サリバン氏は、米政府がけがした教師および中国の担当者と緊密な連絡を続けていると強調。「被害者の要望を満たすとともに適切な法的措置を取る」と語った。

 中国駐在のバーンズ大使も11日、Xに投稿し「アイオワ州在住の米国人3人と非米国市民1人が、吉林で刺傷されたことに怒りと深い懸念を覚える」と指摘。領事1人が11日、4人を見舞ったことを伝えた。

 吉林市公安局の11日の発表によれば、4人を刺傷したのは、地元に住む崔大鵬容疑者。崔容疑者は、米国人とぶつかったため襲ったと供述している。

 中国側は事件を「偶発的」と位置づけている。しかし、専門家からは、中国の「戦狼外交」や排外主義的な情緒の表れとの指摘も出ている。

◇出典

https://www.voachinese.com/a/us-voices-concern-as-china-investigates-attack-on-american-teachers-20240611/7652077.html

https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/lu2-06122024130215.html

◇参考情報

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