中ロ首脳が北京で会談 パートナーシップの深化宣言

 香港メディアの星島日報によると、ロシアのプーチン大統領が16日早朝、北京に到着し、同日午前、中国の習近平国家主席と会談した。両首脳は会談後「新しい時代の戦略的パートナーシップを深化させる」などの内容を盛り込んだ共同声明を発表した。

 プーチン大統領の16日午前4時に北京に到着し、2日間の公式訪問を始めた。大統領の訪中は23回目。先に5期目をスタートし、最初の訪問国に中国を選んだ。空港には、諶貽琴国務委員が出迎えた。

 プーチン大統領は同日、習主席と会談。習主席はプーチン氏を「古い友だち」と呼び、中ロの友好と全方位的な協力の結果、「風雨を恐れず、両国関係を絶えず前に進める強い力が生まれている」などと語った。

 プーチン大統領は、国際関係で中国が公正な立場を保持しているとして称賛した。今回の会談は、中ロ関係が欧米の圧力に対し、全く動揺していないことを示したとの見方が出ている。

 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、専門家からは、今回の中ロ首脳会談が国際政治上の大きな転換点となり、ウクライナ戦争の長期化や別の戦争が起きるリスクが生まれたとの指摘が出ている。 

 中ロ関係が専門の中国の学者、蘇寧氏によれば、プーチン大統領はウクライナ戦争の持久戦化を図っており、そのためには両国の緊密な連携が必要。今回、中ロ関係がさらに緊密化したことで、ウクライナ戦争の長期化や別の戦争が起きる恐れもある。

◇出典

https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/junshiwaijiao/ql2-05162024025457.html

https://std.stheadline.com/realtime/article/1999276/%E5%8D%B3%E6%99%82-%E4%B8%AD%E5%9C%8B-%E6%99%AE%E4%BA%AC%E8%A8%AA%E8%8F%AF%EF%B8%B1%E7%BF%92%E6%99%A4-%E8%80%81%E6%9C%8B%E5%8F%8B-%E7%A8%B1%E4%BA%8C%E4%BA%BA%E6%9C%83%E9%9D%A2%E9%80%BE40%E6%AC%A1%E4%B8%AD%E4%BF%84-%E4%B8%8D%E6%96%B7%E5%89%8D%E8%A1%8C

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