中国の情報機関、国家安全省は13日、外国の教授が海外の非政府組織(NGO)の支援を受け、中国の自然保護区の地理や生物などの情報を窃取しているとして、国民に警戒を義務付けるメッセージを発表した。台湾の中央通信社が13日伝えた。
同省はメッセンジャーアプリ「微信」を通じ、各種のスパイ行為を例示して、国民に警戒を求めるメッセージの発信を続けている。今回は「生態データの安全を守ることは、各国民の義務と責任だ」とした。
同省によれば、某国の「自称教授」は、中国人の案内で国家湿原保護区や森林を視察。「生態環境観察」用と称して多数の機器を設置したほか、小規模な観測所を多数設立して、地理、気象、生物などの機微なデータを大量に収集したという。
また、外国のある大学は、NGOの協力を受けて、中国西南地区の自然保護区にある研究機関と共同事業を進めた。その際、中国側のメンバーを利益誘導で引き込み、情報収集で協力させた。
同省によれば、環境や生物などの情報は、敵対勢力の重要目標。収集されれば、国家の安全と利益が損なわれる恐れがある。
◇出典
https://std.stheadline.com/realtime/article/1998556/%E5%8D%B3%E6%99%82-%E4%B8%AD%E5%9C%8B-%E5%9C%8B%E5%AE%89%E9%83%A8%E6%8C%87-%E5%A4%96%E5%9C%8B%E6%95%99%E6%8E%88-%E5%80%9F%E7%94%9F%E6%85%8B%E7%A7%91%E7%A0%94%E7%AB%8A%E5%AF%86
https://www.cna.com.tw/news/acn/202405130054.aspx
◇参考情報