中国南方一帯で4日間大雨　主要河川で水位上昇へ

　中国メディアの中国新聞網によると、国家水利省は9日、同日から12日までの4日間、中国西南と江南、華南の南方地区一帯で大雨が降るとの予想を発表した。累計雨量は30～80ミリ、一部では200ミリを超えると予想されている。長江上流と烏江など支流、洞庭湖水系、広東省の珠江とその支流、浙江省の銭塘江で水位が上昇し、一部であふれる恐れがある。（写真は東網のサイト）

　水利省は8日、洪水対策の会合を開き、降雨と増水に関し状況を分析。浙江や湖北、湖南、広東、四川の傘下組織と長江などの水利委員会に、監視の強化や中小ダムの安全確保を指示した。

　また、中央気象台は10日、内モンゴルや東北、北京・天津・河北（京津冀）など中国北方地区で11日まで、対流活動が活発化するとして警戒を呼びかけた。雷雨や暴風、ひょうとなる恐れがある。北方地区のうち内モンゴルや甘粛では9日、砂じん嵐が起きた。