米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、中国国家統計局は18日、都市部の学校在籍者を除く16~24歳の失業率が3月は15.3%で、前月比で横ばいだった。25~28歳は7.2%で2月の6.4%より上昇。30~59歳の失業率は4.1%で、2月より0.1ポイント低下した。
同局によれば、中国では今年7月、大学卒業生1176万人が新たに労働市場に入る。同局は1~3月に若年層の失業率がやや上昇しているとして懸念を示した。
30~59歳の失業率はやや低下したものの、35歳以上の就職は極めて困難な状況。短文投稿サイトの「微博(ウェイボ)」では、35歳の就職の困難さを描いた動画が反響を呼び再生回数は3000万回を超えた。
動画の投稿者は、福建省アモイ市在住の女性。動画の中で「アモイは物価が高く消費も活発だが、賃金も低い都市。35歳の中年で迎えた危機は本当に悲惨。こんな大都市なのに受け入れてくれる所がない」などと嘆いた。
ネット民からは「大学生すら仕事を見つけるのが困難。35歳ならなおさらだ」、「会社は40歳以上は採りたがらない」などの書き込みが挙がっている。
◇出典
https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/jingmao/hcm-04182024092405.html
https://www.cna.com.tw/news/acn/202404180259.aspx