米連邦議会上院の国土安全保障・政府問題委員会は6日、華大基因(広東省深セン市)など中国のバイオ企業との取引を制限する法案を承認し審議を行った。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)がロイター通信の情報として伝えた。
法案は、米政府機関と華大基因や無錫薬明康徳(江蘇省無錫市)など懸念があるバイオ企業との取引を禁止した。また、米政府機関がこれら中国企業の設備やサービスの利用することも禁じた。
法案が審議されるとの情報は、今年2月に中国市場に流れ、無錫薬明康徳の株価が急落した。
米下院も今年1月、類似の法案を審議。法案は、華大基因が収集した遺伝子データが、米国の国家の安全にとって脅威だと指摘。無錫薬明康徳は、中国軍との関係をあるとの見方を示した。両社とも法案の指摘について、事実無根と反論した。
◇出典
https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/8-03062024153316.html