メッシが香港欠場も東京で活躍 香港政府が不満表明

2024年2月9日騒動 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、米メジャーリーグサッカー(MLS)インテル・マイアミと香港チームとの親善試合に、アルゼンチン代表のFWリオネル・メッシがけがを理由に欠場したことで、香港のファンに失望が広がった。しかし、メッシが7日、東京で行われたヴィッセル神戸との試合に約30分出場し、シュートを放つしなど活躍したため、香港政府が不満を表明。騒動は政治問題に発展した。(写真はRFAのサイト)

 香港政府は、東京での試合終了後、声明を発表。「けがを理由に香港で欠場しながら、3日後に日本で短くない時間、激しく運動したことに疑問を抱く」として、主催者らに説明を求めた。

 中国紙・環球時報も「メッシ事件」に関し社説を掲載。事件の背後に政治的な動機があると指摘する声があるとした上、「外部勢力がわざと香港につらい思いをさせようとしたとの見方も排除できない」などと指摘した。

 同紙の元編集長で、愛国的な言論で知られる胡錫進氏はSNS(交流サイト)のXで「メッシが日本で見せた球技は、これまでと同じく完璧だった。メッシは、微博(ウェイボ、中国版X)で釈明したが謝罪はなく、中国のネット民の多くは誠意を感じなかった」などと批判した。

 メッシは微博を通じ、香港での親善試合の欠場は「けがの痛みのため」と釈明。「なるべく早く、中国本土に戻り、みなさんとサッカーの楽しみを共有したい」などと書いた。

◇出典

https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/cmh2-02082024024200.html

https://www.cna.com.tw/news/acn/202402080162.aspx

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