EU産ブランデーに反ダンピング調査=EVの報復か

 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、中国商務省は5日、欧州連合(EU)産のブランデーに対し反ダンピング調査を始めると発表した。EUが中国製の電気自動車(EV)に反ダンピング調査を始めたことへの報復との見方もある。

 同省によれば、業界団体の中国酒業協会が昨年11月23日に提出した調査請求に基づくもの。5日付で調査を始め1年以内に終了する見通し。中国は2023年1~11月、計15億7000ドルのブランデーを輸入した。うち99.8%がフランス産だった。

 ロイター通信によれば、上海に本部を置く市場調査団体「CMR」の責任者ショーン・レイン氏は、中国の今回の措置が、EUで高まりつつある貿易保護主義への報復だと指摘。特にEUが昨年9月、中国製EVに反ダンピング調査を始めたことへの反撃だと述べた。

◇出典

https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/junshiwaijiao/sh1-01052024122755.html

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