北京市が大雨赤色警報発令 市民に外出中止呼びかけ

725年8月5日北京 北京市当局は4日、大雨で4段階では最高レベルの赤色警報と防災1級緊急対応を相次いで発令し、市民に対し不要不急の外出を避けるよう求め、全ての学校の休校と、企業・団体への出勤禁止を指示した。市防災指揮部は、山岳や水辺での観光を禁止し、全ての景勝地、公園、林場、民宿の営業を停止。文化・観光イベント、スポーツ大会なども中止され、交通規制や地下鉄・バスの運休も必要に応じて実施するとした。香港の星島日報などが伝えた。

 北京では7月下旬にも極端な豪雨で44人が死亡した。うち密雲区の老人ホームでは31人が洪水で亡くなった。今回も密雲区の土砂災害のリスクは極めて高いとされる。房山、門頭溝、石景山、懐柔、昌平などの区は大雨の赤色警報、海淀、朝陽、東城、西城、順義、通州、大興は大雨のオレンジ警報を出した。

 北京気象台は4日正午から5日朝までに1時間70ミリまたは6時間で100ミリを超える降雨を予想し、一部では6時間150ミリ超、地点によっては200ミリを上回る可能性があると警告した。山地や丘陵地帯では山崩れ、土石流、崩落の危険性が極めて高く、低地では浸水リスクが大きいとした。 

 北京市当局は、山地の危険地域や老朽住宅、低地住宅に住む住民や滞在観光客に対して早期避難を要請し、許可なく戻らないよう強調。建設工事や教育機関の野外活動もすべて中止された。7月31日正午時点での豪雨による死者44人、行方不明9人という被害情報は更新されていない。

◇出典

https://www.stheadline.com/realtime-china/3487356/%E5%8C%97%E4%BA%AC%E7%BA%8C%E7%99%BC%E6%9A%B4%E9%9B%A8%E6%B0%B4%E6%B5%B8%E7%AD%89%E9%A0%90%E8%AD%A6-%E5%AF%86%E9%9B%B2%E5%8D%80%E5%B1%B1%E6%B4%AA%E9%A2%A8%E9%9A%AA%E6%A5%B5%E9%AB%98

https://www.cna.com.tw/news/acn/202508040234.aspx

タイトルとURLをコピーしました