
北京市ではこれまでに80,332人が避難し、特に密雲区では19の郷鎮で1万6934人、懐柔区では15の郷鎮で1万0464人、房山区では21の郷鎮で9904人が避難した。救助・治療、住民の安置、被害の応急修理や道路の復旧作業が引き続き進められている。
延慶区や密雲区では1時間降水量が100ミリに達する豪雨があり、密雲区石城鎮、馮家峪鎮、不老屯鎮では山洪が発生し、一部地域では断水や通信障害が起き、49の村の1万戸以上が停電の影響を受けた。
密雲ダムは27日15時に放流を開始し、28日正午には毎秒600立方メートルに増水させたため、下流の潮河、白河、潮白河でも水位が上昇した。
河北省承徳市ラン平県馬営子満族郷南台子西溝村では、強い降雨による土砂崩れで4人が死亡、8人が行方不明となった。河北省、承徳市が救助活動を展開している。
天津市?州区でも被害が広がり、28日5時に豪雨橙色警報が赤色に引き上げられた。下営鎮と羅庄子鎮には防洪1級応急対応が、その他の地域には防洪2級対応が発動された。同区では5,694人が避難し、28日6時から区内のすべての観光地、農家宿、民宿が臨時閉鎖された。
華北地域全体で大雨が断続的に続いており。7月27日8時から28日8時の間に天津、河北、内モンゴル、遼寧、吉林、福建、広東、雲南、陝西などで計25本の河川が警戒水位を超えた。最大の超過幅は2.39メートルに達した。今回の豪雨は山洪、土石流、地滑りのリスクを高めており、北京市は住民に不要不急の外出を控えるよう繰り返し呼びかけている。
◇出典
https://www.chinanews.com.cn/sh/2025/07-29/10455275.shtml
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1838890536989452484&wfr=spider&for=pc
https://www.cna.com.tw/news/acn/202507290028.aspx