金総書記、中朝友誼塔に献花 停戦協定72周年を記念

 725年7月28日中朝朝鮮戦争の停戦協定調印72周年にあたる「戦勝節」に合わせ、北朝鮮の金正恩国務委員長は平壌の牡丹峰地区にある中朝友誼塔に花輪を捧げた。崔善姫外相や朝鮮労働党中央委員会国際部の金成男部長らが同行した。香港メディアの星島日報が伝えた。

「中国人民志願軍の功績を忘れない」

 朝鮮中央通信によると、金正恩は「中国人民志願軍烈士が祖国解放戦争の偉大な勝利の歴史に残した戦闘の功績と業績を永遠に忘れない」と述べた。

 友誼塔は1959年に建設され、朝鮮戦争に参戦した中国人民志願軍の犠牲を記念する施設であり、朝中友好の象徴とされる。中国の訪朝代表団が必ず訪れる場所でもある。

報道は簡略化、両国関係は依然調整中か

 韓国の聯合ニュースによると、朝鮮中央通信はこの献花についてわずか4文で簡潔に伝え、昨年の9文から大きく縮減されたという。また、例年用いられていた「朝中友好関係」といった表現は一切登場しなかった。最近、朝中の高官往来は再開しているが、両国関係の全面的な修復にはなお時間を要するとみられる。

勝利記念館・戦争墓地も訪問

 金正恩はまた、北朝鮮解放戦争勝利記念館を訪れ、館内の金日成銅像に花を供えた上で「どのような挑戦や困難に直面しても、国と人民は反帝反米決戦で必ず栄光ある勝利を収める」と強調した。

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