
野生ゾウの襲撃による死亡事件の一つは、西双版納(シーサンパンナ)州モウ(孟の右に力)臘県で発生した。当局が5月に野生ゾウの出没を確認し、村民向けに注意喚起を行っていたが、70代の高齢者が山に出かけ、途中でゾウに襲われた。雲南でゾウが時折出没することがあり、地域社会にとって深刻な安全上のリスクとなっている。
4~6月期、雲南省では洪水やひょう害を中心に、干ばつ、地震、地質災害、低温被害、生物災害などが発生した。これらにより16州(市)121県(市・区)で延べ182万6100人が被災し、死者・行方不明者は14人に上った。
うち落雷で1人、強風による樹木倒壊で1人、崩落が4人、地滑りが2人、野生ゾウに襲われ4人がそれぞれ死亡した。また、鉄砲水で2人が行方不明になった。
緊急避難者は6532人、農作物の被害面積は14万7940ヘクタールで、そのうち1万200ヘクタールが収穫不能となった。家屋の被害は倒壊339戸、重度の損壊868戸、軽度の損壊2161戸で、直接の経済損失は41億1500万元(約850億円)を超えた。なお、6月5日に「ジ(さんずいに耳)源」で発生したマグニチュード5.0の地震の被害は別途集計中だという。
◇出典
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1838319765156036839&wfr=spider&for=pc
https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/news/20250724/bkn-20250724101207933-0724_00822_001.html