
防衛省は10日に発表した声明で「9日午前10時50分から11時05分ごろまで、中国の「殲轟7」戦闘爆撃機1機が、東シナ海公海上空を監視していた航空自衛隊のYS-11EB情報収集機の付近を約15分間飛行し、水平距離約30メートル、垂直距離約60メートルという異常接近を行った」と説明した。
声明はさらに「10日の午前10時から10時10分頃にも、中国の「殲轟7」戦闘爆撃機1機が東シナ海公海上空で監視中のYS-11EB情報収集機付近をおよそ10分間飛行し、水平距離約60メートル、垂直距離約30メートルまで異常接近した」としている。
防衛省は、中国軍機によるこのような通常とは異なる接近行動は偶発的な衝突を引き起こしかねないとして強い懸念を表明し、同様の事態が再発しないよう中国側に対し対応を求めた。なお、これら2件の事案で自衛隊機や搭乗員に被害はなかったという。
◇出典
https://www.rfi.fr/cn/%E4%BA%9A%E6%B4%B2/20250710-%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%86%9B%E6%9C%BA%E5%9C%A8%E4%B8%9C%E6%B5%B7%E5%85%AC%E6%B5%B7%E4%B8%8A%E7%A9%BA%E5%BC%82%E5%B8%B8%E6%8E%A5%E8%BF%91%E6%B5%B7%E8%87%AA%E9%A3%9E%E6%9C%BA-%E9%98%B2%E5%8D%AB%E7%9C%81%E8%A1%A8%E5%85%B3%E5%88%87