中国大使館、韓国反中デモに抗議 観光客らに注意喚起

 25年7月10日ソウル在韓中国大使館は9日、メッセンジャーアプリ「微信」の公式アカウントで、韓国で一部の政治勢力が「中国が韓国大統領選に干渉した」と主張し、中国を非難・中傷していると指摘し、これを「捏造(ねつぞう)」と断じて断固反対する姿勢を示した。台湾紙の聯合報などが伝えた。

 大使館によると、最近では中国人観光客が多いソウル・明洞などで反中集会やデモが行われ、一部の人物が過激な行動を取る可能性も排除できないとして、韓国側に対し厳正な申し入れを行い、中国公民の人身安全を確保する措置を取るよう要請した。

 大使館は9日、韓国で大統領選挙が円滑に実施されたことについて祝意を表し、韓国の安定、発展、繁栄を願うと述べた。また、中韓両国の各分野における交流と協力が拡大していることは双方の国民の利益に資すると強調する一方、政治的な憶測や中傷による関係悪化を警戒した。

 大使館はまた、韓国滞在中の中国公民や訪韓中国人観光客に対して、現地情勢や治安状況を注視し、自己防護意識を高めるよう呼びかけた。韓国の法律・規則を理解し順守し、韓国警察が発表する政治的集会やデモ情報にも注意を払い、そうした活動には近づかないよう勧めた。

◇出典

https://udn.com/news/story/7331/8862707?from=udn_ch2_menu_v2_main_cate

https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/news/20250710/bkn-20250710090158689-0710_00822_001.html
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