
連日豪雨に襲われていた榕江県では、これまで全域にたびたび警報を出し、直近のものでは洪水の危険地域住民全員に避難を指示。多くの住民が家財持って急いで避難したため、交通渋滞が起きた。
榕江県の水はすでに引いたものの、県政府は29日午前に防災緊急対応を終了し、平常時の防災体制に移行した。しかし、ネット上に投稿された映像では、榕江県の市街地や一部の町村の道路に泥やごみが堆積し、荒れ果てた光景が確認される。
中国の各種報道やネット情報によると、もともと貴州周辺に集中していた豪雨帯は28日から四川省内に移動。29日午前7時までに、中国全土2569の国家級気象観測所のうち、成都のヒ(卑におおざと)都、温江、双流の3地区が全国で時間当たり降雨量トップ3を占めた。ヒ都区の1日あたり降雨量は286ミリに達し、2013年の215ミリという記録を更新した。
報道によれば、29日は成都が貴州省榕江に代わり、中国全土の豪雨の中心地域となった。成都市地下鉄の天府三街駅では、構内を滝のように水が流れ落ち、職員らが急いで土のうを積んで対応。成都高新区の住宅地の地下駐車場ではわずか30分ほどで水が流入し、50台以上の車両が水没。錦江区では、配達員がゴムボートで料理を届ける様子も撮影された。
◇出典
https://www.cna.com.tw/news/acn/202506290139.aspx
https://www.stheadline.com/realtime-china/3469114/%E6%B4%AA%E6%B0%B4%E8%BD%89%E8%87%B3%E5%9B%9B%E5%B7%9D-%E6%88%90%E9%83%BD%E6%9A%B4%E9%9B%A8%E5%89%B5%E7%B4%80%E9%8C%84%E5%9A%B4%E9%87%8D%E7%A9%8D%E6%B0%B4
https://www.cna.com.tw/news/acn/202506290214.aspx