
広東省では複数の症例が報告されており、ある男性は犬に咬まれた後、医療機関での処置を受けず、約3カ月後に発症し、昏睡状態に陥って死亡した。
2014年の別の症例では、男性が野良犬に咬まれた親戚の傷を手当てしていた際、自身の治っていない指の傷口からウイルスに感染し、54日後に発症して死亡した。
狂犬病は一度発症すれば致死率はほぼ100%で、通常は数日以内に呼吸や循環不全で死亡する。臨床的には恐水や恐風、けいれんなどが特徴の狂躁型と、高熱やまひが現れるまひ型に分類される。潜伏期間は通常2〜3か月、まれに1年を超えることもある。
ウイルスの自然宿主は犬や猫のほか、キツネ、コウモリ、アライグマなど多様で、中国では感染者の約95%が犬、約5%が猫に由来するとされる。
広東省当局は、見た目が健康な動物でも油断せず、引っかきや咬み傷の際はすぐに大量の水で洗浄し、医療機関でワクチンと必要に応じて免疫グロブリンを接種するよう呼びかけている。当局によれば、飼い主にはペットへの年1回のワクチン接種が求められ、野良犬などに近づかない生活態度が感染予防に不可欠とされている。
◇出典
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1835537778995309841&wfr=spider&for=pc
https://www.stheadline.com/realtime-china/3466845/%E7%98%8B%E7%8B%97%E7%97%87%E5%85%A7%E5%9C%B0%E7%99%BC%E7%97%85%E6%AD%BB%E4%BA%A1%E9%9B%99%E5%8F%8D%E5%BD%88-%E5%BB%A3%E6%9D%B1%E6%BC%A2%E5%82%B7%E5%8F%A3%E6%84%9F%E6%9F%9354%E6%97%A5%E7%99%BC%E7%97%85%E4%B8%8D%E6%B2%BB
https://www.worldjournal.com/wj/story/121344/8822993?from=wj_catelistnews