広西の川でアンチモンの濃度上昇=水害で流出

25年6月26日1 中国メディアの中国新聞網などによると、中国広西チワン族自治区柳州市融水ミャオ族自治県を流れる甲龍河と融江で、水質監視を行っていた自治区柳州生態環境監測センターが21日、アンチモンの濃度の異常を検出した。

 調査の結果、同県の採掘残渣の堆積場で、豪雨のため排水溝が崩落し、貴州省からの豪雨も重なったことで、都柳江、融江、柳江の各河川にアンチモンが流出した。柳州市政府は6月22日午前8時、「突発環境事件3級」の対応を発動し、水質検査や飲用水確保などの措置を実施した。

 柳州市内では24日午後以降、断水や水圧低下が広がり、多くの市民がミネラルウォーターを買い占め、価格が高騰。消防車による緊急給水も行われた。

 融安県では、22日に水道会社が「供水設備の修理のため、当面の間、低圧での供水となる」と通告。一方、融水県の水道施設は25日、「洪水によって原水に異物が大量に混入し、取水口が詰まって水が確保できず、施設を停止している」と発表した。

 アンチモンは電池や軍需用途に用いられる戦略鉱物であり、中国は2024年に対米輸出を全面禁止した。2025年現在、世界のアンチモンの約6割を中国が生産しており、同国の輸出制限は国際市場にも波紋を広げている。

◇出典

https://baijiahao.baidu.com/s?id=1835858359796738626&wfr=spider&for=pc

https://baike.baidu.com/item/2025%E5%B9%B4%E6%9F%B3%E6%B1%9F%E4%B8%8A%E6%B8%B8%E9%94%91%E6%B5%93%E5%BA%A6%E5%BC%82%E5%B8%B8%E4%BA%8B%E4%BB%B6/65814770

https://www.cna.com.tw/news/acn/202506250319.aspx
タイトルとURLをコピーしました