中国製モバイルバッテリー発火 江蘇企業製品が主因か

 25年6月25日3中国製モバイルバッテリーで発火・爆発のリスクが報告され、消費者の信頼が大きく損なわれている。中国メディアによれば、ロモス(ROMOSS)とアンカー(ANKER)の両社は、計236万個を超えるモバイルバッテリーのリコールを行った。米中合弁のバッテリーメーカー、安普瑞斯(Amprius、江蘇省無錫市)のバッテリーセルが主因との見方が高まっている。少なくとも中国の8つのブランドに製品を供給していたという。台湾の中央通信社が、毎日経済新聞など中国メディアの情報として伝えた。

 中国の空港ではリスクのあるモバイルバッテリーの持ち込みが厳しく制限されている。一部の空港ではローマースやアンカー製バッテリーの全面持ち込み禁止措置も取られている。

 業界関係者によると、今回のリコールの根本原因は、安普瑞斯が、試験未実施の新たなセパレーター材料を使用したことにある。従来のサンプルと同じ強度が得られず、安全性に問題が生じたという。

 安普瑞斯は、消費者向けリチウムイオン電池分野で中国国内のリーディングカンパニーであり、モバイルバッテリー用ソフトパック電池の最大供給元。SNS上では、製品を分解して安普瑞斯製セルが使われていることを示す動画も多数出回っている。

◇出典

https://baijiahao.baidu.com/s?id=1835458961582299628&wfr=spider&for=pc

https://www.cna.com.tw/news/acn/202506240342.aspx

タイトルとURLをコピーしました