中国南部の広東省では、台風1号(ウーティップ)による強風と豪雨が去った直後、新たな季節風による降雨が始まり、複数の都市が17日未明、大雨で最高レベルの赤色警報を発表した。各地の教育部門は緊急措置として、学校や幼稚園に対し休校を命じた。中国メディアの界面新聞が伝えた。

広東省中山市では16日午後8時から17日午前5時にかけて、最大190.5ミリの雨量を記録。17日午前は市内すべての小中学校・幼稚園・保育施設が休校となった。
珠海市でも、6月17日午前6時20分に全市で赤色警報を発令。3時間で100ミリ超の雨量を観測した。雷雨と強風の黄色警報も継続中。非全寮制の保育施設、幼稚園、小中学校、職業高校、大学、学習塾などが一日休校とされた。
茂名市では、茂南区と浜海新区において大暴雨から特大暴雨の降水が確認され、17日午前7時11分に赤色警報が発令された。教育局は該当地域のすべての教育機関に対し、児童生徒の登校を不要とし、登校済みの生徒は学校で待機、登校途中の生徒には安全な場所で一時避難するよう呼びかけた。
中央気象台は16日夜、小中規模河川での洪水リスクに関する警報も出しており、広東省中部や南西部で警戒が必要とされている。実際、肇慶市懐集県では市街地の浸水が発生し、主要河川で警戒水位を超える水位が確認されたほか、英徳市でも同様の水位上昇が起きている。
◇出典
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1835137000650102956&wfr=spider&for=pc
https://www.stheadline.com/realtime-china/3465305/%E5%8C%97%E4%B8%8A%E6%B3%A8%E6%84%8F%E7%8F%A0%E6%B5%B7%E7%99%BC%E5%B8%83%E6%9A%B4%E9%9B%A8%E7%B4%85%E8%89%B2%E9%A0%90%E8%AD%A6%E5%85%A8%E5%B8%82%E5%81%9C%E8%AA%B2%E6%B7%B1%E5%9C%B3%E7%99%BC%E5%B8%83%E6%A9%99%E8%89%B2%E9%A0%90%E8%AD%A6%E6%9C%89%E7%89%87