空母「遼寧」が沖縄周辺航行 発着艦120回

25年5月29日遼寧 防衛省統合幕僚監部は27日、中国海軍クズネツォフ級空母「遼寧」を含む複数の中国海軍艦艇が25~26日、沖縄県久場島と久米島周辺の東シナ海の海域を航行していることを確認したと発表した。この間、遼寧の艦載戦闘機による約90回と艦載ヘリによる約30回の計約120回の発着艦を確認したことも明らかにした。台湾の中央通信社によると、台湾国防省も28日、「遼寧」は台湾の南東海域に位置していると明らかにした。

 中国外務省の毛寧副報道局長は27日の会見で、海外メディアから「中国は日本、米国、台湾に何かのメッセージを送ろうとしているのか」と問われたのに対し、中国軍艦の活動は国際法および国際慣例に完全に合致しており、日本側には客観的かつ理性的に受け止めるよう求めた。

 防衛省は、「遼寧」の具体的な意図は不明としながらも、中国海軍艦艇の活動が拡大かつ活発化しているとして、引き続き動向を注視すると述べている。

 台湾国防省情報計画室副主任、胡中華大佐は28日、現在「遼寧」は台湾南東海域に位置しており、国軍は統合監視・偵察手段を用いてその動向を完全に把握しており、厳重に監視していると説明した。

◇出典

https://www.mod.go.jp/js/pdf/2025/p20250527_02.pdf

https://www.cna.com.tw/news/acn/202505280319.aspx
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